day3bose’s blog

自分の脳内を直接表現したら、こんな感じになるんだね

指定難病と不妊治療⁉️2 カラダとココロ

本題はここから。


不妊治療を目的に治療を行って、お子様を授かった人は、そこで治療を終了していつもの生活に戻るのだろう。


しかし自分の場合は、少々事情が異なる。
このHCG治療は自分にとってはまだ通過点だ。


そもそも、恥ずかしながら、治療前は男性として二次性徴が欠如していた。25歳を過ぎても、腋毛や陰毛、髭も無く、顔立ちは童顔で、声変わりも無し。成長ホルモンだけは出っ放しで高身長。成長の個人差の範疇ではなく、病気だ。


童顔、高身長以外は学力も並程度だったので、ぱっと見の印象は、ひょろっとした童顔の兄ちゃんだ。
自分の身体の異常は、周りの人達の中にはオカシイと気が付いている様子の人もいた。
人の身体の成長具合を直接聞くのは失礼な感じがするし、デリケートな話題だ。
だから、友達とふざけて猥談などをしている時に、話題に乗って敢えて質問される。
「チン毛生えたの何歳ごろ?俺は△△歳だったけど〜」って。


しかし、一番気付いて欲しかった両親には気付かれず、結婚後、何故ホルモン治療をしているかを自から話した時に、父親には「訳の分からない話をされても理解できない。」と門前払い。母親には今の自分の治療の大変さを心配され、泣かれた。


親として、子供の思春期の時期に二次性徴の発現が無かった事実に気が付いて欲しかったのだと伝えたつもりだったが、的外れな所に反応され泣かれたʅ(◞‿◟)ʃ


実際、自分には思春期が存在しなかった。
多感な中・高生の時期を、ごくごく真面目に過ごした。もちろん、彼女が欲しいとも思えなかったし、そういう感情も湧かなかった。今思えば実に勿体ない。


今でも親の口からは、中・高校生時代に、同級生や歳の近い近所の子達に比べて、グレる事もなく親の思う通りに真面目に過ごしている我が子の様子に、手の掛らない「良い子」であったと。自慢そうに話をされる。


つまり、二次性徴する時期に必要なホルモンが出ないという事は、身体の他に心も成長(性徴)できないという事だ。


当たり前だけど、心と身体のアンバランスな思春期を過ごす事は人生経験としても大切な事だし、皆それを乗り越えて、大人になって行くのだから。